今回はコンテンツやseo対策のことは一切触れず、私の個人的な経営日記のようなものなので気にならない方は読み飛ばしてください。経営者様やそれに近しい立場の方へ14年ほど経営してきた私が気づいたことをまとめました。
社会や世間の人のなにかを察知できることを絶対にやるべきという観点で、私の株式投資の話から始めます。
いわゆる「老後資金2,000万円問題」
必要必要でないと色々と議論はありますがお金はあって困ることがないものなので、増やせるなら増やして問題ないと思います。皆さま何かされていますか?
不動産投資?
株式投資?
投資信託?
FX?
金?
それとも・・・・・自己投資?
私個人でいうと一応経営者なので自分の会社をうまく経営できれば老後の問題はないはずです。
ですが私実は、株式投資を3年(4年目です。)ほど前よりやっています。
私が株式投資をやる理由
- 数字を見るのが好き(理系頭)
→他社の決算を読み解き、どんな風にお金を使っているのかを考えながら
投資しないと自分の資産が減るので必死に勉強するだろうというのがきっかけです。 - 世俗のニュースや新しい技術や概念が株価に反映されやすい
→あまり業界外のことを知らないので市場マーケットをみることで
いま何に注目が浴びているか、今後必要になる技術などを勉強するきっかけとなります。 - 伸びている会社がどのようなものに投資していのかを把握できる
また決算書を読み解くことでその会社がどこにどんな投資をしているかを把握できる
→経営の勉強になる。気になる言葉等があればネット調べたり、本を買ったりしています。 - ほかの投資と違い、すぐにお金に変えられる。
→急にお金が必要になったときなど例えば不動産物件の取り扱いであれば売るまでにお金ならない。もちろん信用取引なんてのは一切しません。 - 投資額が0になることが極めて少ない。
→これは私の投資スタイルの問題でPERやPBRが優秀なところでかつ今後伸びるだろうや、すでに数字が出ているのにもかかわらず気づかれていないところにしか投資しないスタイルなので断言できます。
過去3年間投資実績は始めた年5%。次の年10%。その次の年15% 今年20%(4年目)
資産を減らさないことをメインにおいているのであまり無謀な投資もしません。
3年間投資をした結果断言したいことは
経営者もしくはそれ相応の立ち位置に行きたい人は社会や世間の人のなにかを察知できることを絶対にやるべきと思います。私はたまたまそれが株式投資でした。
そして通常の報酬(給料)はあまり使わないスタイルですが、株式投資が非常にうまくいった場合は自分の回りや友達に(特に家族中心かな?)に利益の一部を還元しています。
僕のようなきっかけがないと自分の仕事以外の勉強はしないズボラな人間はぜひ株式投資を!自分のお金がかかるとめっちゃ真剣に勉強するから。
『会社はメイン事業一本で頑張らないと、という考え』はもうやばいかも?
昨今バブルの時代等の投資失敗のイメージが先行しすぎているかもと思うのです。本業に力をいれず投資しているから失敗しているんだとかなんとか。
ちなみに私の住んでいる京都では一世を風靡した呉服関係の会社様で今財務が健全なところの多くは呉服と不動産収益で成り立っています。現在でいうと表向き呉服やさんでその実の収益率をみると不動産屋さんという会社も多いのではないでしょうか?
僕はお酒があまり飲めないので異業種交流会等の集まりにはほぼ顔を出さず、リアルに仲良くなった経営者の先輩(現・元お客様やお取引先の主に代表)とお付き合いがあるだけなので、情報の仕入れ先が少ないのも危ないと思っているというのもあります(ですが皆様一線で活躍している方なので中身の内容が濃いのでいつも勉強になります。)私個人の経営の考え方からいえば同業より全く異なる業界の方の話は本当に色んな気づきを与えてくれます。
※同業の代表のお友達がいないという言い訳かもしれませんが(笑)
個人的には子育てや家事を一生懸命やっている専業主婦さん(家を経営している人の位置づけなので)とかの発言や行動や哲学?に触れても、おっと思うことあります。
この前1泊2日で入院したのですが、手術終わりに車椅子にのって看護師さんに病院内を運んでいただいたのですがそのときですら車いすの視点はこういう目のポジションなんだとかいろんな気づきがありました。
株でびっくりした決算書の内容 メイン事業のみで成り立っている会社の少なさ
伸びている会社というのはいろんなところにお金を使って新規事業や現事業の進め方を変えるものに投資をしています。誰しもが名前の聞いたことある会社の収益が実はそれほど大きくないということもよくあるケースです。赤字まみれなんてのも正直多々あります。
私が株式投資をするために四季報等の情報や決算書をみるまでは メイン事業のみで成り立っている会社が大半だろうなと思っていました。しかし実際はメイン事業のみで成り立っている割合は極端に少なく(その分野の先駆者やグーグルの検索エンジンのような独自サービスを持っている会社トヨタなどの新規参入が資本的に難しい分野を除き)、子会社の利益の吸い上げやそれこそ株式・不動産等の投資収益の割合が大きい会社ばかりというのに非常にびっくりしました。
何かと話題の日産自動車とルノー(フランスの自動車会社)の例をみて言いましょう。
1999年3月日産はバブル崩壊で2兆円ほどの有利子債務を抱え倒産寸前の経営状態となりました。ルノーと資本提携をすることになり、ルノーの傘下になりました。この時のルノーさんは日産にとっては窮地を救う神だったに違いないでしょう。44%の日産の株式を持っているルノーはほぼ子会社という関係だと思います。しかし下記表ご覧ください。
2012年 日産とルノー業績比較
日産 | ルノー | |
販売台数 | 494万台 | 255万台 |
売上高 | 9.6兆円 | 5兆円 |
営業利益 | 5235億円 | 876億円 |
↑上記のような状態でルノーの子会社の日産といえるのでしょうか?
2019年 日産とルノー業績比較
日産 | ルノー | |
販売台数 | 551.6万台 | 388.4万台 |
売上高 | 11.5兆円 | 7兆円 |
純利益 | 3191億円 | 4244億円 |
このように大きな資本がある会社は、より魅力的な会社に投資ができ、結局親よりも大きくなるケースもあるのです。
上記のような話をすると世の中の車があまり好きでない人にはちんぷんかんぷんだと思うので、
無印良品(元々西友の100%子会社)の話も併せてしましょう。
無印良品は元々西友の一事業部でした。そうあのSEIYUのです。ですがある段階でSEIYUから独立し、今では無印良品の方が大きくなってしまいました。SEIYUはアメリカの巨大スーパーのウォルマートの傘下に入りましたね。
ファミリーマート(一時的に無印良品の大株主)にも一部無印良品が入っていたことやSEIYUにも無印良品が入っていたことも実は株式の関係で起きていたことです。
過去の経験値から言わせてもらえれば広告や営業をカットするのは一番最後の方がいいと思います。むしろ広告と営業をカットすると新規のお客様が集客できないことになります。ということは今の不況がもっともっと続くということです。新規の大型契約でV字回復なんてのもよくあるケースです。つまりなんぼ今大変な時期であろうと新規の営業につながるようなことへのコストカットは一番最後に行うのがいいと考えます。というのもV字回復した会社をたくさん知っているからです。
なので当社と契約された方は業績が悪くても一番最後にと考えてください(笑)もちろんコロナウィルス等でイベントができない等、広告しても意味がない場合は除くです。
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